定年後のリアル

楠木新さんの『定年後』という本を読んでいます。
この本は、楠木さんご自身が定年後に思ったこと、出来事、また定年を迎えた知人から聞いた話などが書かれているので、リアルです。
会社って「仕事をしてお金を得る為だけの場所ではないのだな」と本を読んで感じました。
今は、仕事があるから同じ時間に起き、仕事があるから早く寝なきゃと思うけれど、仕事に行かなくなったら夜更かししてしまいそう。
実際、緊急事態宣言で家にいたとき、最初のほうは生活リズムがくるってしまったし。
途中で「これはいかん」と気づいて、立て直しましたが…。
定期検診も会社命令だから行くけれど、それがなくなったら後回しにしてしまいそうだし。
職場に行くからたくさんの人と会話をするけれど、行かなくなったらしゃべる機会も減るだろうなと思ったり。
楠木さんが定年後の環境変化で一番印象的だったのは、誰からも自分の名前を呼ばれないということだったと書いてあったのが、かなり衝撃でした。
退職した年の年末に、病院の診察で看護師さんに名前を呼ばれたのが唯一らしいです。
しかもそれは楠木さんだけではなく、定年退職者にその話をすると、自分もそうだと言う人が多かったそうです。
仕事をしていると毎日のように何回も名前を呼ばれるから気にもしていなかったけど、他者とかかわって、初めて自分という存在が認識され確立するのだなと思いました。
定年で仕事辞めたら生活がガラリと変わってしまいそう。
朝起きて身支度を整え、電車に乗り仕事をしてまた電車に乗って帰るという部分がすっぽりとなくなってしまうんですよね。仕事してると、人間関係やら仕事のストレスやらでメンタルやられそうな時もありますが、空白の時間がありすぎるのも、私にはかなり苦痛かもしれない…。
定年後も楽しめるように、日々ワクワクすることを見つけていこう。

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コメント

  1. にゃんた より:

    えー、そんなネガティブな
    会社やめて2年。ちゃんと友達からは名前呼ばれるし、そんなにだらしない生活は送ってない…と思うけどなー。

    いきなりごめんなさい‍♀️

    • rie りえ より:

      にゃんた様
      そんな、謝らないでください…。ネガティヴな印象を与えてしまうような私の書き方がよくなかったですね。すみません。
      本で書いてあることが誰にでも起こるという風に思ってるわけではなくて、経験者の方が体験したことを知ることで「そんなこともあるのだな」と思いながら読んでいます。
      実際会社辞められた方がコメントをくださるなんて思ってもみなかったから、嬉しかったですし勉強になりました。ありがとうございます。
      私も今を楽しんで、定年後に繋げていけたらいいなと思います。