映画

映画『愛に乱暴』

夫の実家の離れで夫婦2人暮らし、桃子に無関心な夫の真守と、母屋に住んでいる義母の照子に気を使いながらの日常だったが、ゴミ捨て場から謎の不審火、愛猫のぴーちゃんが行方不明など、桃子の日常に不穏な暗い影が落ちてくるというサスペンス仕立てのストーリー。

映画公開時、チェーンソーを持った江口のり子さんの映像が印象的で、見に行こうかなとも思って結局行かずじまいだったが、こんなに早くアマプラで見れるとは思わず、配信が始まると知って、カレンダーに記入するぐらい楽しみにしていた。

「チェーンソー、どの場面で登場するの?」と興味津々。
チェーンソー見たさに見たような書き方だが、、、

江口のりこさん演じる桃子

夫が食べるか分からなくても、毎日きちんと料理を作る人。
カラスに荒らされたゴミ収集場を、静かに腹を立てながらも掃除する人。
ゴミを出すときは、義母に声をかけ持っていって、出かけたらお土産を買ってきて、「一緒に食べませんか」と声をかけたりする人。

匂いフェチ?
チェーンソーの匂いまで嗅ぐ。
SNSの不倫投稿サイトを頻繁に見る。誰の?

母屋に暮らす義母照子とは、一見うまくやっているように見えるけれど、微妙な関係。

そして夫の真守は桃子に関心がなく、話もろくに聞かず返事も適当。
真守との関係も危うい。

そして、真守の発言で、何とか平常を保っていた桃子のバランスが崩れていく、、、

桃子は、崩壊と再生を繰り返してるような気がした。

巻き戻し2度見た場面があるのだが、桃子の性格をよく表していると思った。
善にもなりきれず悪にも振り切れずにもがいている。

江口のり子さんの呼吸が本物。
桃子の呼吸に合わせて自分も呼吸をすると、桃子の感情が伝わってくる様・・・

ラストは、再生、復活で終わったと思いたい。

江口のり子さんの演技見たさに、数日後にまた見てしまったぐらい。

小泉孝太郎さん演じる真守

「旦那役誰なんだろう?」と分からなくて、途中気になってキャスト見たら「小泉孝太郎さん⁈うそー-」とびっくり。

桃子のことを「おかしい」というけれど、「いやいや、あなたのほうがおかしいですけどねー」と、まったく擁護する気がおきないダメキャラの真守。

さわやかさとキラキラ感を見事に封印した小泉孝太郎さん。

白のよれっとした肌着?を身にまとい、さらにダメ男オーラもまとい、好感度下がりそうな見事な化け具合だった。

ド派手な展開もなく、静かに闇におちていくようなストーリーだったが、見ごたえのある作品だった。

江口のり子さん、チェーンソー似合うなぁ。

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