「美容院代もうちょっと安くできないかなー」といつも思っていた。
通っていた美容院のカット代は、4,980円
年4回から5回で、~24,900円
もっと安いところはあるんですが、いくつかの条件をクリアするところはあまりなくて、高いと思いつつ通っていた。
条件とは
- 家からそう遠くないこと
- 小規模でひとりでやっているところ
- 女性
- ヘアケア用品の営業をしない人
この条件で探すと、かなり限られてしまうのです。
美容院が好きではないので、なるべく心の負担を軽くできるところを選ぶとなると、この条件だった。
なんだけど、やはり4,980円は高いなと思っていて…
自分でカットできればベストなんだけど、さすがに無謀すぎる。
シャンプーやトリートメント、頭皮マッサージは求めていないのに、それ込みで4,980円。
必要のないサービスにお金を払うのは嫌だと思って、1,000円台でカットしてくれる、カット専門の美容院に行ってみた。
担当してくれたのは、20代後半から30代前半ぐらいの男性。
席に着くと「長さはどうされますか?」と聞かれる。
「あごぐらいの長さの、ひし型ショートボブに」と答える。
「毛先は軽めがいいですか?重めがいいですか?」
「うーん、重めで」
このやりとりで、美容師さんと齟齬が生じていることに、私はまだ気づいていない。
とくに会話もしていなかったので、私は美容師さんの仕事ぶりを、まじまじではなく、こっそり観察していた。
そしておののいた、「えっ、あごより相当短くない⁈」
後日、同僚に「あごの長さでって言ったのに」というと、「あー、エラのところと思ったんでしょうね」と言われて「ハッ」とした。
「そういうことか…」と。
エラのところがあごだという認識ならば、むしろほめたたえたいぐらい、完璧な長さだった。
でも、その時の私はそれに気づいておらず、ここに来たことを後悔した。
言おうか迷ったが、切られた髪はもう戻らず、気まずくなるのも嫌なのであきらめた。
カットは順調に進んでいくのだが、新たな不安が。
いっこうにひし型シルエットが顔を表わさないのだ。
「もうそろそろかな?」
「まだ調整中なんだよね、最後に切るのかな?」
「前髪の長さはどうしますか?」と美容師さんがたずねる。
「眉毛がかくれるぐらいでお願いします」
「わかりました」
そして、ハサミは役割を終え、鏡に映るおかっぱの私を残して、美容師さんの隣にあった、仕事道具一式おかれた移動式ワゴンに置かれた・・・
ちょっと待ったー-----!!!
さすがにこれには黙っておれず、でも遠慮がちに、「あのぉ~、もうちょっと…毛先がすぼまった感じに…」というと、「重めでっておっしゃってたから…」と、彼は少し困った感じで言い、「もうちょっと軽くしますね」と普通に対応してくれた。
私は、ひし型シルエットを前提としたうえで、毛先はあまりすかないでほしいという意味で、重めと言ったのだが、お互いのイメージするところが全く違っていた。
初めて行く美容院に、まるで常連であるかのような、ざっくりしたオーダーをした私のミスである。
言葉にしなければ伝わらないということは多々あるけれど、こと美容院では、言葉では伝わらないということを教訓にしたい。
ましてや、初めて行く美容院には、「イメージする髪型の写真を必ずもっていこう」と。
すごくうまいなというほどではないけど、丁寧にしてくれたし、希望より短くなったけど、傷んでたので、ぎりぎりまでショートにしようか迷っていたこともあり、その部分は、ほぼほぼカットできたしで、結果オーライというところだ。
正直どの美容院に行っても、イメージどおりにカットしてくれたところは、一つぐらいしか思い当たらないから、こんなもんかなぐらい。
あとはスタイリング等、自分で微調整。
短い時間ながらいろいろあったが、おおむね満足している。
今回行ったところは、カット専門店なので、シャンプーもなし。
スプレーに入った水をシュッシュしながら、カットしてました。
ヘアスタイルを変えたので、少し時間がかかったけど、毛先カットだけだったらアッという間に終わりそう。
美容院で長く座ってるのもしんどいから、助かる。
無駄なおしゃべりもしなくていいし。
予約もいらなくて、急に「切りたい!」となった時に、すぐ行けるのがいいところかなと思った。
通ってた美容院は、予約が取りにくかったのもすごくネックだったから。
接客はそこそこ、不快というわけでもなかったけど。
もう1、2回行ってみて、続けるか検討しようかなと考えています。
美容院代だけじゃなくて、ちょっとでも支出を減らせるように、日々見直しをして、行動して検討してを繰り返して、幸福度を下げずに、少ないお金で豊かに暮らしていきたい。
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