食事

包容力のあるミネストローネ

9月の中旬ぐらいに体調をくずし、食欲がなかったのをきっかけに作り始めたミネストローネ。

なぜミネストローネだったかというと、

まず、胃に刺激を与えそうにない、あたたかいスープなら食べれそうな気がしたのと、トマトのさっぱりとした味と酸味をなぜか欲したことと、野菜とたんぱく質を同時にとれて、なんとか栄養を確保できそうな気がしたこと、切って煮るだけで簡単に作れること。

久しぶりに作ったミネストローネは、5日ぐらいまともに食事をとれてなかった身体にしみわたって、おいしくて、食べることの、食べれることの幸せをあらためて感じさせてくれた。

そして、心まで幸福にしてくれた。

ミネストローネは、とても包容力のある料理だ。

ほぼ、どんな食材でも受け入れてくれる。

どんな肉でも、どんな野菜でも。

少し大きめのお鍋で作って、食べるときは1食分ずつあたためる。

1食分あたためるのに重宝しているのが、長年愛用しているタケコシの12㎝の小さなミルクパン

今回の具材は、小さく切ったとりもも肉、じゃがいも、しめじ、おくら、ミックスビーンズ。

それらをまとめてくれるのが、トマトの水煮。

ミネストローネは通常コンソメで味つけをするけれど、うちにはコンソメはないので、鶏がらスープのもとで味つけ。

今まではそうしていたけれど、塩だけでいいのではないかと今は思っているので、次からはシンプルな味つけで作ろうと思う。

遅番の日は、パンをそえた。

パンをスープにすこしひたして食べたり。

パンは、フランソアというところが出している「お米のブール」というパンで、トースターで軽く焼いた。ごくたまに買うのだけれど、甘くてもちもちでおいしい。

早番の日は、白米を入れてリゾット。

鍋ひとつですむので、洗い物も少ないのがいい。

リゾットを器に盛って、とろけるスライスチーズ1枚そっとのせる。

食べるころには、ほどよいとろけぐあいになっていて、リゾットにからませて食べると、トマトの酸味とチーズのほど良い塩味、それを白米がうまくとりもってくれて、バランスがよく、とてもおいしい。

休日はスープパスタ。

スープはできているから、包丁で何かを切ることもなく、パスタをゆでるだけでランチのできあがり。
今日はゆで卵を切ったので、包丁は使ったけれど。

「休日のランチに何を食べるか?」いつも悩むところではあるけれど、ミネストローネを作った時点で、休日のランチはスープパスタと決めていたので、今日は悩むことなく、空腹という鐘がお腹でなった時(このブログを書いていた)ランチの準備にとりかかった。

今日は久しぶりに晴れ、少しひんやりした風も気持ちいいなか、簡単スープパスタを食べる。
こころも穏やかで、いい時間だった。

パンもごはんもパスタも、すべて受け入れてくれる。

ミネストローネは包容力のある料理だ。

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